「サフオイル乳剤」についてまとめました。
特徴をしっかり掴んで作業に当たりましょう!
1. サフオイルってどんな農薬?
一言でいうと「植物の油(サフラワー油・綿実油)で害虫を窒息させる」農薬です。化学成分で殺すのではなく、物理的に呼吸を止める「気門封鎖剤」と呼ばれます。
- 成分: 食用植物油(97.0%)
- 分類: 殺虫殺菌剤(普通物)
- 特徴: 有機JAS適合資材。収穫前日まで何度でも使えます。
2. なぜサフオイルを使うのか?(メリット)
- 「卵」にも効く!:多くの薬剤が効かない卵も油でコーティングして孵化を阻害します。
- 抵抗性がつかない:物理的作用なので、薬に強い「スーパーハダニ」にも確実に効きます。
- 天敵(メリトップ等)と相性抜群:乾けば毒性が残らないため、数日後の天敵導入に最適です。
- うどんこ病の治療:菌糸を油で包んで繁殖を抑える効果もあります。
3. 散布時の「鉄の掟」(重要!)
サフオイルは「薬害(葉焼け)」が出やすい側面があります。以下を厳守してください。
- 「オーソサイド(殺菌剤)」等との近接散布は絶対NG!
前後1ヶ月(4週間)は間隔を空けてください。 - 高温・多湿時の散布は避ける
日中の猛暑時や、乾きにくい夕方・雨天前は避け、速やかに乾く条件で撒きます。 - 「丁寧すぎる」くらいがちょうどいい
特にハダニは葉の裏にいるため、葉裏までびしょびしょに濡れるよう散布してください。
4. 【現場用】散布基準データ(レシピ)
| 項目 | 内容・基準値 |
|---|---|
| 希釈倍数 | 300倍 〜 500倍 |
| 散布液量 | 100L 〜 500L / 10a |
| 使用時期 | 収穫前日まで |
| 使用回数 | 制限なし(カウント対象外) |
💡 現場でのポイント:
ハダニ、コナジラミ、うどんこ病をまとめて叩くには、「300倍」での散布が効果的です。10aあたり300L〜を目安にたっぷり散布しましょう。
5.まとめ
村井さんの指示次第ですが、月曜にサフオイル、週後半に天敵(メリトップ)を導入する予定です。
サフオイルで密度を下げ、生き残りを天敵に任せる「ハイブリッド防除」で、今シーズンの美味しいイチゴを守っていきましょう!
よろしくお願いいたします。
