観察・環境管理・防除。育てる人の判断を支える記録。
栽培の実践ノートいちごの定植から初収穫まで完全ガイド|活着・花芽・マルチ・受粉の「合図」をいちご博士が徹底解説
いちごを愛するすべての諸君。 秋風がハウスの側窓を揺らすころ、植えたばかりの苗は、まだ心細そうに培地にしがみついている。多くの者は、ここで肩の力を抜く。植えてしまえば、あとは冬に実がなるのを待つだけだ、と。だが、それは致...
町田のいちご狩り・農園直売
観察・環境管理・防除。育てる人の判断を支える記録。
栽培の実践ノートいちごを愛するすべての諸君。 秋風がハウスの側窓を揺らすころ、植えたばかりの苗は、まだ心細そうに培地にしがみついている。多くの者は、ここで肩の力を抜く。植えてしまえば、あとは冬に実がなるのを待つだけだ、と。だが、それは致...
栽培の実践ノートいちごを愛するすべての諸君。 秋の陽ざしがやわらぎ、ハウスの株たちが根を張り終えようとするこの季節。昨日まで青々としていた一株が、ある朝、力なくうなだれている。水が足りなかったのだろう、と多くの者は考える。だが、それが静...
栽培の実践ノートいちごを愛するすべての諸君。 秋が深まり、ハウスの株元から白い花がひとつ、またひとつと顔を出し始めた。いちごの一年が、静かに「実り」の章へと移る合図だ。 この花を実に変えるのは、受粉という仕事である。多くの者は「受粉とい...
栽培の実践ノートいちごを愛するすべての諸君。 肥料を与えているのに、葉の色がさえない。そんなとき、肥料を足す前に確かめたいのが、水と根のまわりの状態だ。栽培でよく聞く「EC」と「pH」は、その手がかりになる。しかし、この二つの数字だけで...
栽培の実践ノート「換気をしたら急に果実の甘さが落ちた」「朝イチにハウスに入ると葉先が茶色くなっている」——こうした現象の原因として、真っ先に疑うべきが飽差管理のズレじゃ。換気のタイミングと開け方を少し変えるだけで、いちごの光合成量と病害...
栽培の実践ノートいちごハウスで「糖度が上がらない」「果実が小さい」「着色が揃わない」——こうした問題の原因として、真っ先に疑うべきが温度管理のズレじゃ。肥料でも品種でもなく、温度が1〜2℃違うだけで、果実の甘さと大きさは確実に変わる。 ...
栽培の実践ノートいちごを愛するすべての諸君。 いちごを甘くするために、農家がしていること——それは水やりでも肥料でもなく、「葉っぱをちぎること」だと聞いたら、驚くだろうか。 葉かきとは、いちごの葉を意図的に取り除く作業のことじゃ。一見す...
栽培の実践ノート「ハチを入れれば受粉は大丈夫」——そう信じているいちご農家に、共通する思考停止がある。巣箱を置いただけで安堵し、毎日の受粉状況を感覚と勘で判断してはいないだろうか。形の崩れたいちご、甘さが乗らない果実、小ぶりな収量。これ...
栽培の実践ノートいちごを愛するすべての諸君。 「いちごの甘さは品種と土と肥料で決まる」——多くの者がそう答える。だが諸君、それは半分しか正しくない。甘さの本質は、果実の外側——ハウスを満たす「空気」の中にある。温度、乾燥の度合い、光の強...
栽培の実践ノートいちごを愛するすべての諸君。 赤く輝くいちごがハウスを埋め尽くす光景は、まさに農園の至宝だ。しかし、その甘美な果実の「90%」を占めるのは、目に見えない透明な液体——「水」である。多くの者は、水をただの水分補給と侮る。だ...